僕-諏訪部順一/保志総一郎mp3下载无损flac下载
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[00:00.00]それは飛行機の故障で砂漠に不時着してから
那是发生在因飞机故障而在沙漠迫降 [00:04.98]八日目のことだった。
第八天的事。 [00:09.30]僕は水の蓄えの最後の一滴を飲みながら、
我一边喝着最后一滴储备水, [00:13.81]王子さまの話を聞いていた。
一边听着小王子的故事。 [00:18.65]「ああ、君の思い出話はとても楽しかったよ。
[啊,你的回忆故事非常愉快啊, [00:24.37]でも、飛行機の修理はまだ終わっていないし、
可是,飞机的修理工作还没有结束, [00:29.48]水も底を尽いた。」
水也见底了。] [00:32.96]「僕の友達の狐が言うにはね。」 [00:35.85]「もう狐どころじゃないんだよ。」 [00:38.90]「どうして?」 [00:40.62]「僕はもうすぐ喉が渇いて死んでしまうんだ。」 [00:46.14]「もうすぐ死ぬとしても、
[即使已经快要死了, [00:47.77]友達がいたっていうのはいいことだね。
可是有过朋友也是件好事呢。 [00:51.48]僕だって、狐という友達がいて、
我也觉得觉得能拥有狐狸这个朋友 [00:54.64]本当によかったもの。」
真的是很幸运。] [00:58.28]「この子は、どれほど危険が差し迫っているか
这个孩子并不明白现在迫近我们的 [01:02.10]分かってないんだな。
是何等的危险。 [01:05.14]飢えも渇きも感じないのだろう。
他应该感觉不到饥饿和干渴吧。 [01:09.44]僅かな日の光で十分なんだ。」
只需要少量的阳光就已经足够了。 [01:14.51]しかし王子さまは
可是,小王子 [01:16.34]僕の考えが聞こえたかのようにこう言った。
像是可以听到我的想法一样, [01:21.01]「僕も喉が渇いたよ。井戸を探しに行こう。」 [01:26.04]僕は、
我 [01:27.30]「やれやれ」という身振り(みぶり)をした。
摆出一副“败给他”的姿势。 [01:31.04]この広大な砂漠で、
在这么广大的沙漠里 [01:33.11]当てもなく井戸を探すなんて馬鹿げている。
盲目地寻找水井,实在太荒唐了。 [01:37.74]それでも、僕たちは歩き始めた。
即便如此我们还是出发了。 [01:43.94]何時間も黙りこくって歩いていたら、
就这样一言不发地走了几个小时 [01:47.23]夜になって星が見え始めた。
入夜,开始看得到星星了。 [01:51.40]渇きのせいか、少し熱っぽかったので、
不知道是不是干渴的关系,我稍微有些发烧, [01:55.30]夢見心地(ゆめみごこち)で星を眺めた。
所以精神恍惚地眺望着星星。 [01:59.61]僕の記憶の中で、
我的记忆中的 [02:01.92]王子さまの言葉が踊っていた。
小王子的话跳了出来。 [02:06.58]「じゃあ、君も喉が渇いているの?」 [02:12.26]しかし、王子さまは問い掛けには答えず、
可是,小王子没有回答提问, [02:16.41]ただこう言った。
仅仅这样说道。 [02:19.66]「水は心にもいいんだよね。」 [02:25.63]意味がよく分からなかったが、
我不是十分清楚这句话的意思, [02:28.25]黙っていた。
便沉默了。 [02:31.26]王子さまにあれこれ聞いても、
因为我明白即使问小王子这个那个, [02:33.83]答えは返ってこないと分かっていたからだ。
他也不会回答。 [02:38.69]王子さまは疲れて座り込んだ。
小王子因为疲惫而坐下不走了。 [02:43.39]僕もその横に座った。
我也在他的身边坐下。 [02:47.70]「見えない花のおかげで、星が綺麗だね。」 [02:52.37]「そうだね。」 [02:54.48]「砂漠も綺麗だ。」 [02:58.89]それは本当だった。
这是真的。 [03:02.13]僕はずっと砂漠が好きだった。
我一直喜欢沙漠。 [03:06.85]砂丘(さきゅう)に座る。
坐在砂丘上, [03:09.41]何も見えない。何も聞こえない。
一望无际,万籁无声。 [03:14.69]それでも静寂の中で、
但是,却有些什么在静寂中 [03:17.20]何かが光る。何かが歌う。
发着光、唱着歌。 [03:23.65]「砂漠が綺麗なのは、
[沙漠之所以美丽, [03:25.65]どこかに井戸を隠しているからだよ。」
是因为在某个地方藏着口水井哦。] [03:31.52]僕は、
我 [03:32.94]不意に砂漠の不思議な光の秘密が分かって、
突然明白了沙漠里不可思议的光芒的秘密。 [03:36.53]ビックリした。
十分吃惊。 [03:40.55]子供の頃、僕が住んでいた古い家には、
小时候,在我住的老房子里, [03:44.61]どこかに宝物が埋まっているという
有着其中某处埋藏了宝物 [03:47.04]言い伝えがあった。
这样的传言。 [03:50.55]もちろん、誰も宝物を発見できなかったし、
当然,谁也没有发现宝物, [03:55.56]もしかしたら、
而且说不定, [03:56.85]探そうともしていなかったかもしれない。
也许连想也没想过要去找。 [04:01.30]しかし、そのことが
可是,这个秘密 [04:03.78]家全体に魔法を掛けていた。
却令一整座房子都披上了魔法的外衣。 [04:08.12]僕の家は、
因为我的家 [04:09.52]その中心の奥深くに
在其深处 [04:12.04]秘密を一つ隠していたのだ。
隐藏了一个秘密。 [04:16.81]「そうだ。
[是啊! [04:18.77]家や星や砂漠を綺麗にしているものは
令家、星星和沙漠变得美丽的东西 [04:22.25]目に見えない。」
是眼睛所看不见的。] [04:25.38]「嬉しいよ、君が僕の狐と同じ考えで。」 [04:33.60]眠ってしまった王子さまを両腕に抱いて、
我用双手抱着沉睡的小王子, [04:37.00]僕は歩き始めた。
出发了。 [04:40.44]胸がいっぱいだった。
怀着激动不已的心情, [04:43.41]壊れやすい宝物を運んでいるみたいだった。
就像是搬运着易碎的宝物一样。 [04:48.60]地球上に これ以上
我甚至想,在地球上, [04:50.71]壊れやすい物はないようにさえ思われた。
没有比这更容易破碎的东西了. [04:57.75]月の光の中で、
我在月光中, [05:00.37]僕は王子さまを見つめた。
凝望着小王子。 [05:05.72]色白(いろじろ)の額、
洁白的额头, [05:07.73]閉じた瞳、風に震える髪。
紧闭的双眼,随风拂动的头发。 [05:13.91]僕は思った。
我这样想道。 [05:17.58](今見えているのは外側だけだ。
(现在所看到的仅仅只是外表。 [05:21.67]一番大切なものは目に見えない。)
最重要的东西,眼睛看不见。) [05:28.08]王子さまの唇が開いて、
我仿佛看见小王子张着口, [05:31.31]少し微笑んでいるように見えた。
微微地笑着。 [05:36.49]眠っている王子さまを見て、
看着沉静中的小王子, [05:39.32]こんなにも胸がいっぱいになるのは、
竟然会如此激动不已, [05:43.00]この子が一つの花を
因为这孩子如此真诚地 [05:45.88]こんなにも誠実に思い続けているからだ。
始终想着同一朵花。 [05:50.75]眠っていても、
即使在小王子沉睡着的时候, [05:52.45]ランプの炎のように心を照らす
这朵花也像灯火一样在照耀着他的心灵。 [05:55.43]薔薇の花の面影。
玫瑰的音容。 [06:00.14]そう思うと、
这样想着, [06:01.74]王子さまは
就开始觉得小王子 [06:02.27]なお一層壊れやすいように思えてきた。
比原来更容易破碎了。 [06:06.20]ランプは守らなければならない。
必须要守护灯焰, [06:09.78]風のひと吹きで、明かりは消えてしまう。
因为一阵风就会把它吹灭。 [06:16.66]こんな風にして歩き続け、
我就这样守护着小王子继续走着。 [06:19.48]僕は明け方、井戸を見つけた。
黎明时我发现了水井。 [06:27.36]僕たちが見つけた井戸は
我们发现的水井 [06:29.60]サハラにある普通の井戸とは違っていた。
不同于撒哈拉中普通的水井。 [06:33.86]サハラの井戸というと、
说起撒哈拉的水井, [06:35.70]砂地に掘られただけのただの穴にすぎない。
也不过就是仅仅在沙漠里挖出来的一个坑。 [06:39.67]ところがこの井戸は
可是,这口井 [06:41.25]まるで村にあるような井戸だった。
宛如村庄里的水井。 [06:45.39]「不思議だね。何もかも揃っているよ。
真不可思议呢,一切都是现成的。 [06:49.39]滑車(かっしゃ)も、桶(おけ)も、綱も。」
滑轮、桶、绳索。 [06:54.22]王子さまは笑って綱を掴むと、
小王子笑着抓住绳索, [06:56.82]滑車を動かした。
滑轮就活动了起来, [07:00.73]滑車は久しぶりに風を受けた
滑轮就像是许久才经受风吹的 [07:03.83]古い風見鶏(かざみどり)のように
陈旧风向仪一样 [07:05.60]音を立てて軋(きし)んだ。
吱吱作响。 [07:10.42]「聞こえる?僕たちが起こしてあげたから、
[听到了吗?因为我们唤醒了它, [07:14.06]井戸が歌っているよ。」
所以水井正在唱歌哦。] [07:17.55]王子さまに無理をさせたくなかったので、
我不想让小王子费劲, [07:20.69]僕はこう言った。
所以这样说道。 [07:23.82]「やらせてよ。君には重すぎる。」 [07:29.12]ゆっくりと桶を井戸の淵まで引き上げ、
我轻松地将桶提到水井的边缘, [07:32.43]注意深く置いた。滑車の歌は続いていた。
非常小心地将其放下,滑轮的歌声仍在继续, [07:39.25]震える水に反射して、
反射在荡漾的水面上 [07:41.55]太陽の光が煌いた。
阳光闪耀着。 [07:46.36]「僕、この水が飲みたかったんだ。
[我想要喝那个水。 [07:49.47]ねえ、飲ませて。」
来,给我喝点。] [07:54.22]「そうか。君はこれを探していたんだね。」 [08:01.23]僕は王子さまの唇に桶を近づけた。
我把水桶贴近小王子的嘴唇, [08:07.36]王子さまは目を閉じて飲んだ。
小王子闭着眼睛喝了。 [08:12.42]祝福の宴のように、
心中满溢着享用着祝福的盛宴般 [08:14.68]甘い喜びに満ちていた。
甜美的喜悦。 [08:19.06]この水は命を長らえるためだけの
这水并不仅仅是为了活命的、 [08:22.97]ただの飲み水ではなかった。
单纯的水。 [08:26.85]それは、星空の下の彷徨から、
那是披星戴月走了许久、 [08:31.26]滑車の歌から、僕の腕の力から
从滑轮的歌声里、经过我双手的努力 [08:35.42]生まれたものだ。
而得来的东西。 [08:38.67]だから、贈り物のように、
所以,它就宛如礼物般 [08:42.18]心に喜びをもたらすのだ。
给心灵带来的喜悦。 [08:49.48]子供の頃、クリスマスツリーの光や、
就如同孩提时代,圣诞树的光芒、 [08:52.97]真夜中のミサの音楽や、
深夜里弥撒的音乐 [08:55.67]みんなの優しい笑顔が一つに合わさって、
以及大家温柔的笑颜, [08:59.44]僕が受け取るクリスマスプレゼントに
这一切令我收到的礼物 [09:02.85]一層の輝きを与えていたように。
显得更为耀眼。 [09:08.40]「この星の人たちは
[这颗星球上的人们 [09:09.89]一つの庭園で
都可以在一个庭园里 [09:11.70]五千本の薔薇を育てるのに、
种植五千株玫瑰, [09:14.43]自分たちが探しているものを見つけられない。」
却发现不了自己正在寻找的东西。] [09:18.62]「見つけられないね。」 [09:20.88]「だけど、みんなが探しているものは
[可是,大家正在找寻的东西, [09:23.83]たった一つの薔薇や
明明在一株平凡的玫瑰 [09:26.30]ほんの少しの水の中にも
和微量的水里 [09:28.31]見つかるものなのに。」
就可以找到。] [09:31.12]「そうだね。」 [09:33.30]「でも、目には見えないんだ。
[可是,用眼睛是看不到的, [09:37.01]心で探さなきゃいけないんだ。」
必须用心去寻找。] [09:42.05]僕は水を飲んだ。呼吸が楽になった。
我喝下了水,呼吸变得顺畅了。 [09:49.17]夜明けを迎えて、
迎来了拂晓, [09:51.46]砂は蜂蜜色に染まった。
沙漠被晨曦染成了蜂蜜色, [09:56.65]その色も僕を満ち足りた気分にしてくれた。
那色泽给我一种心满意足的感受。 [10:03.45]それなのに、なぜ僕は悲しかったのだろう。
然而,为什么,我会觉得悲伤呢。 [10:10.16]「約束は守ってね。」 [10:13.44]「何の約束?」 [10:15.51]「ほら、羊の口輪だよ。
[喂,羊的辔啊。 [10:19.19]僕はあの花に責任があるんだから。」
因为我对那朵花负有责任啊。] [10:24.40]僕はポケットから
我从口袋里 [10:25.86]いろいろな絵の下書きを引っ張り出した。
扯出各式各样画的草稿。 [10:30.28]王子さまは覗き込んで、笑いながら言った。
小王子凑近了仔细看着边笑道。 [10:35.79]「君の書いたバオバブ、
[你画的猴面包树 [10:37.42]ちょっとキャベツみたいだね。
有些像卷心菜呢。 [10:39.90]それに、その狐は耳がなんだか角みたいだ。
而且那只狐狸耳朵总觉得像角一样, [10:45.20]長すぎるよ。」
太长啦。] [10:47.44]「酷いな。
[真过分啊! [10:49.16]僕はボアの外側と内側しか書けないんだから。」
因为我只会画开着肚皮和闭着肚皮的蟒蛇啊。] [10:53.90]「それでいいんだよ。子供には分かるから。」 [10:59.13]そこで僕は口輪を鉛筆で書いてあげた。
于是我用铅笔给他画了个辔。 [11:05.26]それを手渡す時、
交到小王子手中时, [11:07.81]胸がぎゅっと締め付けられる思いがした。
我有种胸口被用力地勒紧的感觉。 [11:13.77]「君は、これから何かしようとしているね。
[你是要打算做些什么吧, [11:18.56]僕が知らないことを。」
而我什么都不知道…… ] [11:22.21]「一年前、僕は地球に落ちてきた。
[一年前,我落到地球, [11:27.15]明日がその記念日なんだ。」
明天就是那一天的记念曰哦。] [11:32.55]しばらく黙ってから、王子さまは続けた。
短暂的沉默后,小王子继续说道。 [11:38.74]「落ちてきた場所はね、ここのすぐ近くなの。」 [11:44.36]そう言って、顔を赤らめた。
他这么说着涨红了脸。 [11:49.48]その時また、
那一刻 [11:51.15]理由も分からないまま、
没缘由地, [11:53.55]奇妙な悲しみに襲われた。
一种奇怪的悲伤袭上我的心头。 [11:59.50]「偶然じゃなかったんだね。
[那时不是偶然呢, [12:02.20]八日前の朝、君に出会ったのは。
八天前的早晨,我和你的相遇。 [12:06.79]人が住む場所から千マイルも離れた所を
离人居住的场所有上千英里的地方, [12:09.96]たった一人で歩いていたのは、
你独自一人走着, [12:13.93]落ちてきた場所に戻るところだったんだね。」
是因为正在返回坠落的地点啊。] [12:19.48]王子さまはまた顔を赤らめた。
小王子又涨红了脸。 [12:25.39]躊躇いながら、僕は付け加えた。
我一边犹豫,一边补充。 [12:30.73]「それはもしかして、記念日だからかい?」 [12:37.00]王子さまは更に顔を赤らめた。
小王子的脸涨得更红了。 [12:42.43]質問には答えなかったが、
虽然并没有回答我的疑问, [12:45.04]顔を赤らめるのは、
可是涨红了脸 [12:47.03]そうだと言っているのと
不就是和说“是的” [12:48.95]同じことではないだろうか。
是一样的嘛。 [12:53.20]僕は王子さまに言った。
我对小王子说道。 [12:57.77]「ああ、なんだか心配だよ。」 [13:02.70]「君には今、
[你现在 [13:04.34]やらなきゃいけない仕事があるでしょう。
有必须得做的事不是吗。 [13:07.64]機械の所に戻らなきゃ。
必须回到机体的地方去。 [13:10.63]僕はここで待っているよ。
我在这里等你啊。 [13:13.57]明日の夜、戻ってきてね。」
明天夜里,要回来哦。] [13:18.74]しかし、僕の不安は消えなかった。
可是,我的不安没能消除。 [13:25.51]狐のことを思い出した。
我想起了狐狸的事情。 [13:29.96]飼い慣らされたら、
如果被人驯服了, [13:32.46]泣きたくなることもある。
就可能会要落泪的。 [13:41.90]井戸の近くには古い石の壁の廃墟があった。
在水井的附近有段残缺的古老石壁。 [13:47.65]次の日の夕方、
第二曰的黄昏, [13:49.77]飛行機の修理から戻ってくると、
我由修飞机的地方回来, [13:52.85]遠くから王子さまがその壁の上に座って、
从很远就看见小王子坐在那石壁上, [13:56.94]足をぶらぶらさせているのが見えた。
摆动着双脚, [14:01.40]何か話しているのが聞こえてきた。
可以听到小王子似乎在说些什么。 [14:05.42]「覚えてないの?全然ここじゃないよ。」 [14:10.44]別の声が何か言ったに違いない。
无疑另一个声音说了些什么, [14:14.24]王子さまは言い返していた。
小王子争辩道。 [14:17.50]「そうさ。日付は合っているよ。
[是啊,曰期吻合啊, [14:20.45]でも場所はここじゃないんだ。」
可是,地点不是在这里。] [14:24.12]僕は壁に向かって歩いていった。
我向着墙壁走去, [14:29.03]相変わらず誰の姿も見えなければ、
仍然是没看能看到别人的身影, [14:31.80]声も聞こえなかった。
也听不到声音。 [14:34.77]しかし、王子さまはまたこう答えていた。
可是,小王子仍然这样回答着。 [14:40.43]「もちろん、砂の上に、
[当然。你会从沙子上 [14:42.80]僕の足跡が始まっている所があるよ。
看到我的脚印是从哪里开始的。 [14:46.26]そこで待っていてよ。
到那里去等我吧。 [14:48.28]夜になったら行くからさ。」
到了夜里我就去。] [14:52.14]壁から二十メートルまで近づいたが、
虽然我已经走到离墙壁20米了, [14:55.52]まだ誰の姿も見えなかった。
可是仍然没有看到任何人的身影。 [15:00.05]そして、沈黙の後、王子さまがこう言った。
然后,一阵沉默后,小王子这样说道。 [15:06.37]「君の毒は強いの?
[你的毒厉害吗? [15:08.99]長くは苦しまないんだね。」
不会感到很久的痛苦吧。] [15:13.09]立ち止まった。
我站住了脚步, [15:15.52]心臓がドキドキしたが、
心脏快速地跳动着。 [15:18.38]まだ何のことか分からない。
虽然不知道发生了什么。 [15:21.83]「さあ、あっちへ行って。
[喂,到那边去, [15:25.04]僕はここから飛び降りたいの。」
我想要从这里跳下来。] [15:28.12]その時、壁の下の方に目をやって、
那个时候,我将视线投向墙壁的下方, [15:31.93]驚いて飛び上がった。
吃惊地跳了起来。 [15:36.52]三十秒で人を殺せるあの黄色い蛇が一匹、
那是一条能在30秒内杀人的黄色的蛇, [15:41.69]王子さまに向かって、
它正向小王子 [15:43.43]鎌首(かまくび)を持ち上げていたのだ。
抬着那镰刀形的脖子。 [15:47.77]拳銃を取り出そうとポケットを
我一边摆弄着口袋 [15:49.26]弄(まさぐ)りながら、
打算取出手枪, [15:51.00]僕は駆け出した。
一边跑了出去。 [15:53.80]その音を聞いて蛇は
蛇听到了我的脚步声 [15:55.88]砂の上を流れるように滑らかに滑り、
就像在砂中游动一样平滑地移动着, [15:59.34]微かな金属音を立てながら、
发着微弱的金属音, [16:02.09]石の隙間に入り込んでいった。
进入了石缝中。 [16:06.88]急いで壁に駆け寄って、
我赶紧跑近墙壁, [16:08.69]僕の大事な王子さまを
正好将我最重要的小王子 [16:10.55]かろ落ちで抱き留めた。
紧紧抱住。 [16:15.52]王子さまは雪のように白い顔をしていた。
小王子的脸像雪一样白。 [16:20.94]「いったいどういうことなんだ?
[这到底是怎么回事? [16:23.85]蛇と話していただろう?」
你在和蛇说话对吧?] [16:26.91]僕は王子さまが
我解下小王子 [16:28.40]いつも巻いているスカーフを解くと、
总是围着的黄色领巾, [16:32.46]こめかみ(太阳穴)の辺りを湿らせ、
用水湿了湿他的太阳穴, [16:34.67]少し水を飲ませてあげた。
给他喝了点水。 [16:38.89]するとも、何も聞けなくなってしまった。
可是,他仍然什么也没有说。 [16:46.01]王子さまは真剣な面持ちで僕を見つめ、
小王子一脸严肃的神色凝视着我, [16:50.41]僕の首に抱き付いてきた。
并抱紧我的脖子。 [16:54.91]息絶えようとしている
我能感受到那像是快要断气的 [16:55.74]鳥のような胸の鼓動が直接伝わってきた。
小鸟一样的心脏跳动。 [17:02.62]「機械の修理が出来てよかったね。
[能够完成机械的修理太好了。 [17:05.76]お家に帰れるね。」
你能回家了呢。] [17:09.10]「どうしてそれを知っているの?」 [17:12.87]僕は絶望的だと思っていた機械の修理が
我是打算告诉他,在绝望的情况下, [17:16.77]うまくいったことを知らせるつもりで
我已经顺利完成了机械的修理工作, [17:18.53]戻ってきたのだ。
所以才回来的。 [17:21.63]王子さまは僕の質問には答えず、
小王子依然不回答我的问题, [17:25.31]ただこう言っただけだった。
只是这样说道。 [17:29.14]「僕も今日、お家に帰るよ。
[我也今天回家哦。 [17:33.16]でも、もっとずっと遠い。
可是,我回家要远得多, [17:37.46]もっとずっと難しい。」
难得多。] [17:42.03]何かとんでもないことが起きよう
我注意到 [17:43.82]としていることに気づいた。
有什么意外将要发生了。 [17:47.23]僕は王子さまを
我把小王子 [17:49.16]幼子(おさなご)を抱き締めるように
像是搂紧孩子那样 [17:50.98]ぎゅっと抱いていた。
紧紧地抱住。 [17:54.71]しかし、引き止める術(すべ)もないままに、
可是,仿佛无法将他拉回一样 [17:58.84]王子さまが
小王子 [17:59.84]深い淵にまっ逆様に落ちていくような、
径直朝着无底深渊坠下去, [18:03.49]そんな感じが消えなかった。
这样的感觉无法消失。 [18:08.05]王子さまの直向(ひたむき)な眼差しは、
小王子专注地凝视着 [18:10.27]ずっと遠くを見つめていた。
遥远的地方。 [18:15.28]「僕には、君が書いてくれた羊がいるよ。
[我有你给我画的羊啊。 [18:19.79]木箱(きばこ)も口輪もある。」
还有木箱和辔。] [18:24.59]僕は長い間待った。
我等了很久, [18:28.59]王子さまの小さな体が少しずつ温まってきた。
小王子的小小的身躯开始渐渐地温暖了。 [18:36.29]「怖かっただろう?」 [18:39.11]怖かったに決まっている。
他肯定是害怕的。 [18:43.23]しかし王子さまは
可是, [18:44.96]そっと微笑んで、こう言った。
小王子微微地笑着这么说道。 [18:50.81]「今夜はもっともっと怖いことになるだろうね。」 [18:55.10]何か取り返しのつかないことが
那种将要发生某种无法挽回的事情的感觉 [18:58.93]起こるという感覚に改めて襲われ、
再度袭上我的心头, [19:02.78]身も凍るような思いがした。
我的心一下子凉了。 [19:07.32]王子さまの笑う声を
一想到再也听不到 [19:08.41]もう二度と聞けないと思うと、
小王子的笑声, [19:11.12]耐えられなかった。
我就无法忍受。 [19:14.53]僕にとってそれは、
那笑声对我而言 [19:16.85]砂漠の泉のようなものだったのだ。
就如同沙漠的泉水。 [19:22.76]「ねえ、君が笑うのをもう一度聞きたいな。」 [19:30.17]しかし、王子さまはこう言った。
可是,小王子这么说道。 [19:34.83]「今夜で、ちょうど一年になるんだ。
[今夜刚好满一年。 [19:39.70]去年、僕が落ちてきた場所のちょうど真上に、
去年,刚好在我所落坠下来的地方的上空, [19:44.42]僕の星がくる。」
我的星球来了。] [19:47.71]「ねえ、悪い夢なんじゃないの?
[哎,是不是噩梦啊? [19:51.14]蛇も待ち合わせも、星のことも。」
和蛇汇合的事,还有星星的事。] [19:58.12]しかし、王子さまは僕の質問には答えず、
可是,小王子没有回答我的问题, [20:02.80]ただこう言うだけだった。
只不过这样说道。 [20:06.28]「大切なことは、目に見えない。」 [20:11.20]「そうだね。」 [20:13.48]「花と同じさ。
[和花一样。 [20:15.82]どこかの星に咲いている花を愛していたら、
假如喜欢盛开在某一个星球的花, [20:19.32]夜空を見上げるだけで、楽しくなる。
那么仅仅是仰望天空,心情也会愉悦。 [20:23.16]全ての星に花が咲いているよ。」
所有的星球上都好像开着花呢。] [20:28.60]「そうだね。」 [20:32.91]「水も同じさ。
[水也是一样。 [20:35.44]君が僕に飲ませてくれた水は
你喂我喝的水 [20:38.05]音楽のようだった。
就像音乐一样。 [20:40.63]滑車が歌って、綱が軋んで。
滑轮唱歌、绳索嘎吱嘎吱作响。 [20:45.67]思い出すでしょ?とても美味しかった。」
你想起来了吧。非常好喝。 ] [20:50.95]「そうだね。」 [20:53.89]「夜になったら、星を見て。
[到了夜里,看星星。 [20:57.41]僕の星は小さすぎて、
虽然我的星星太小了, [21:00.30]どこにあるのか分からないだろうけど、
你大概不知道它在哪里, [21:03.95]その方がいいんだ。
可是那样就够了。 [21:06.86]僕の星はたくさんの星のどれか一つ。
我的星球是许多星星里的一颗, [21:11.80]だから君はどの星を眺めることも好きになる。
所以你会喜欢眺望所有的星星。 [21:18.06]全ての星が君の友達になるんだ。
所有的星星都成了你的朋友。 [21:23.08]そうだ、君に贈り物をあげるよ。」
对了,送你一件礼物哦。] [21:28.44]そして、王子さまは笑った。
然后,小王子笑了。 [21:33.83]「ああ、僕の王子さま、
啊,我的小王子, [21:37.87]君の笑い声、大好きだ!」
你的笑声,我最喜欢了! [21:43.53]「これが僕の贈り物。水と同じだよ。」 [21:49.18]「どういうこと?」 [21:51.19]「星の意味が人によって違うでしょう?
[星星的价值因人而异不是吗。 [21:55.16]旅人には案内役だけど、
虽然对旅人们来说是担任向导的角色, [21:57.92]そうじゃない人にはただの小さな光。
可是对其它人来说,只是微弱的光。 [22:02.75]学者たちには研究対象。
对学者们来说是研究的对象。 [22:05.44]あの実業家には黄金だった。
对那个实业家来说是黄金。 [22:09.10]でも、どの星もみんな口を聞かない。
可是,无论哪颗星星都不会开口。 [22:14.91]君だけが
只有你 [22:16.36]他の誰も持っていないような星を持つんだ。」
拥有别人谁也没有的星星。] [22:21.37]「どういうこと?」 [22:24.39]「夜、君が星空を見上げたら、
[夜里,假如你仰望星空, [22:27.81]どれか一つに僕が住んでいる。
我就住在其中一颗上。 [22:32.04]どれか一つで僕が笑っている。
我就在其中一颗上笑着。 [22:36.19]だから君には、
所以你看上去, [22:37.96]全ての星が笑っているみたいに見えるんだ。
所有的星星似乎都在笑。 [22:41.70]君は笑う星を持つんだよ。」
你拥有的是会笑的星星啊。 [22:45.55]そう言って、王子さまはまた笑った。
这样说着,小王子又笑了。 [22:50.85]「悲しみが癒されたら
悲伤总有一天会平复的。 [22:54.22](悲しみはいつか癒されるよ)、
(悲伤总有一天会平复的。) [22:59.14]僕と知り合ったことが嬉しくなるよ。
和我相识的事情会成为愉快的事的。 [23:04.58]君はずっと僕の友達だ。
你永远是我的朋友。 [23:08.71]君は僕と一緒に笑いたくなる。
你会想和我一起欢笑。 [23:12.70]時々気放し(きばなし)に窓を開けてよ。
你会为了想要快乐而经常打开窗解闷。 [23:16.55]空を見て笑っている君を見たら、
假如看到望着天空微笑的你, [23:19.67]みんなビックリするだろうね。
大家应该都会吃惊吧。 [23:23.70]君はこう言うんだ。
你会这么说 [23:26.92]『そうさ、星を見ると、
“是啊,看着星星, [23:29.85]いつも笑っちゃってね。』
我总会笑起来。” [23:33.38]みんな君のことを
别人应该会觉得 [23:35.09]頭が可笑しくなったと思うだろうね。
你大概是脑子有问题 [23:38.73]僕は君に
这就是我跟你 [23:39.74]とんだ悪戯を仕掛けていることになるんだ。」
开的一个出人意外的玩笑。 ] [23:44.60]そう言って、王子さまはまた笑った。
这样说着,小王子又笑了。 [23:49.62]「まるで君に星の代わりに、
[就就好像你没有看到星星, [23:52.58]たくさんの小さな鈴をあげるようなものだね。
而是看到了许多像小铃铛一样的东西, [23:56.43]たくさんの笑う鈴をね。」
许多会笑的铃铛呢。] [24:00.06]そう言って、王子さまはまた笑った。
那么说着,小王子又笑了。 [24:04.95]それから、真剣な表情に戻った。
然后,回复了严肃的表情。 [24:10.56]「今夜は、お願い。来ないでね。」 [24:16.63]「僕は君から離れない。」 [24:20.76]「苦しそうに見えるよ。
[我会看上去好像很痛苦的样子啊。 [24:23.67]とっと死んじゃうみたいに見えるかも。
就是那种, [24:27.51]そういうものなんだ。
也许看上去像是死掉了一次似的。 [24:30.06]見に来ないで。見に来ることないよ。」
不要来看,用不着来看啊。] [24:35.14]「僕は君から離れない。」 [24:38.57]「でも、蛇のこともあるし。
[可是,因为蛇也在, [24:42.48]君が噛まれちゃいけない。
不能让它咬你啊。 [24:45.03]蛇って意地悪だから。
因为蛇喜欢刁难人呀。 [24:47.32]面白半分に噛むかもしれないよ。」
也可能因为觉得有趣而咬你啊。] [24:52.02]「僕は君から離れない。」 [24:57.60]その時、王子さまは何かを思い出して、
那个时候,小王子因为想起了什么, [25:01.56]安心した様子になった。
露出一副安心的样子。 [25:05.40]「そうか。蛇が二度目に噛む時は、
[对了,我记得,蛇咬第二口的时候 [25:08.96]毒がないんだっけ?」
是没有毒的吧?] [25:13.60]その夜、
那天夜里, [25:15.40]僕は王子さまがいなくなったことに
我没有注意到 [25:17.65]気づかなかった。
小王子消失了, [25:20.61]音を立てずに出ていたのだ。
他没有出声地离开了。 [25:24.94]ようやく追いついた時も、
我好不容易追上他时, [25:27.68]心を決めたように、
他也是像是下定了决心似的 [25:29.53]しっかりと足早(あしばや)に歩いていた。
坚定地快步走着。 [25:33.80]僕を見ても、こう言っただけだ。
即使见到了我,也只是这样说道。 [25:38.75]「ああ、来たんだ。」 [25:42.33]そして、王子さまは僕の手を握った。
然后,小王子握住了我的手。 [25:47.82]王子さまはまだ心配していた。
小王子仍然在担心着。 [25:52.04]「ダメだよ。辛い思いをするよ。
[不可以哦。会让你留下痛苦的回忆的。 [25:56.35]僕、死んだみたいに見えるかもしれないけど、
虽然我也许看上去像是死了一样, [26:00.24]本当じゃないんだよ。」
可是事实不是这样的。] [26:03.39]僕は黙っていた。
我沉默着。 [26:06.42]「分かって。遠すぎて、
[你要明白,那太遥远了, [26:09.86]この体は持っていけないんだ。重すぎるから。」
我不能够带着这副身体去。因为它太重了。] [26:15.13]僕は黙っていた。
我沉默着。 [26:18.95]「古い抜け殻(ぬけがら)みたいなもんだよ。
[就像是蜕皮一样啊。 [26:22.20]抜け殻なんて、悲しくもないでしょう?」
蜕下的躯壳,没有什么可悲的不是吗。] [26:26.21]僕は黙っていた。
我依然沉默着。 [26:31.25]王子さまはちょっと気落ちしたけど、
小王子虽然稍微有些气馁, [26:34.37]気を取り直して頑張った。
可是重新振作起来努力着。 [26:39.25]「分かってよ。素敵なことなんだよ。
[你要明白,这是极好的事哦。 [26:44.24]僕も星空を見る。
我也看星空。 [26:46.44]すると全ての星が錆びた滑車の井戸になる。
然后所有的星星都会变成有着生锈滑轮的水井, [26:51.54]全ての星が僕に水を飲ませてくれるんだ。」
所有的星星都会倒水给我喝。] [26:57.86]僕は黙っていた。
我沉默着。 [27:01.27]「きっと楽しいよ。君は五億の鈴を持って、
[这一定很有趣,你拥有五亿只铃铛, [27:06.41]僕は五億の泉を…」
我拥有五亿口泉水……] [27:10.05]そして、王子さまも黙った。
然后,小王子也沉默了。 [27:16.86]王子さまは泣いていた。
小王子哭了。 [27:21.09]「ここだ。この先は、一人で行かせて。」 [27:27.50]しかし、王子さまは座り込んだ。
可是,小王子坐下不走了。 [27:33.31]怖かったのだ。
他觉得害怕。 [27:36.01]そして言った。
然后说道。 [27:39.57]「ねえ、僕の花、僕は責任があるんだ。
[呐,我对我的花负有责任。 [27:46.81]あの花はとっても弱いから。
因为那朵花非常的柔弱。 [27:49.99]それに、とっても世間知らずだから。
而且特别地不谙世故, [27:55.45]世界から身を守るのに、
为在世上保护自己, [27:57.82]役立たずの四本の刺しか持っていないし。」
只拥有四根起不了作用的刺。] [28:03.39]僕も座り込んだ。
我也坐下不动了, [28:06.78]それ以上立っていられなかったのだ。
是因为再也站不住了。 [28:10.29]「さあ、もう、いいね。」 [28:16.22]王子さまは、
小王子 [28:17.88]少しだけ躊躇ってから立ち上がった。
仅仅犹豫了一下之后就站了起来, [28:23.02]一歩踏み出した。
迈出了一路。 [28:26.61]しかし、僕は動けなかった。
可是,我却无法动弹。 [28:33.70]王子さまの足首の辺りに、
在小王子脚脖子附近 [28:36.45]一筋の黄色い光が煌いた。
一条黄色的光芒闪了一下。 [28:42.27]一瞬、王子さまはそのまま動きを止めた。
一瞬间,小王子就那样停止了活动。 [28:47.93]声も上げなかった。
连惊叫声都没有。 [28:53.10]やがて、木が倒れるように静かに倒れた。
不久,像树一样安静地倒下了。 [29:00.81]砂のせいで、音もしなかった。
因为沙的缘故,连声音也没有发出。
那是发生在因飞机故障而在沙漠迫降 [00:04.98]八日目のことだった。
第八天的事。 [00:09.30]僕は水の蓄えの最後の一滴を飲みながら、
我一边喝着最后一滴储备水, [00:13.81]王子さまの話を聞いていた。
一边听着小王子的故事。 [00:18.65]「ああ、君の思い出話はとても楽しかったよ。
[啊,你的回忆故事非常愉快啊, [00:24.37]でも、飛行機の修理はまだ終わっていないし、
可是,飞机的修理工作还没有结束, [00:29.48]水も底を尽いた。」
水也见底了。] [00:32.96]「僕の友達の狐が言うにはね。」 [00:35.85]「もう狐どころじゃないんだよ。」 [00:38.90]「どうして?」 [00:40.62]「僕はもうすぐ喉が渇いて死んでしまうんだ。」 [00:46.14]「もうすぐ死ぬとしても、
[即使已经快要死了, [00:47.77]友達がいたっていうのはいいことだね。
可是有过朋友也是件好事呢。 [00:51.48]僕だって、狐という友達がいて、
我也觉得觉得能拥有狐狸这个朋友 [00:54.64]本当によかったもの。」
真的是很幸运。] [00:58.28]「この子は、どれほど危険が差し迫っているか
这个孩子并不明白现在迫近我们的 [01:02.10]分かってないんだな。
是何等的危险。 [01:05.14]飢えも渇きも感じないのだろう。
他应该感觉不到饥饿和干渴吧。 [01:09.44]僅かな日の光で十分なんだ。」
只需要少量的阳光就已经足够了。 [01:14.51]しかし王子さまは
可是,小王子 [01:16.34]僕の考えが聞こえたかのようにこう言った。
像是可以听到我的想法一样, [01:21.01]「僕も喉が渇いたよ。井戸を探しに行こう。」 [01:26.04]僕は、
我 [01:27.30]「やれやれ」という身振り(みぶり)をした。
摆出一副“败给他”的姿势。 [01:31.04]この広大な砂漠で、
在这么广大的沙漠里 [01:33.11]当てもなく井戸を探すなんて馬鹿げている。
盲目地寻找水井,实在太荒唐了。 [01:37.74]それでも、僕たちは歩き始めた。
即便如此我们还是出发了。 [01:43.94]何時間も黙りこくって歩いていたら、
就这样一言不发地走了几个小时 [01:47.23]夜になって星が見え始めた。
入夜,开始看得到星星了。 [01:51.40]渇きのせいか、少し熱っぽかったので、
不知道是不是干渴的关系,我稍微有些发烧, [01:55.30]夢見心地(ゆめみごこち)で星を眺めた。
所以精神恍惚地眺望着星星。 [01:59.61]僕の記憶の中で、
我的记忆中的 [02:01.92]王子さまの言葉が踊っていた。
小王子的话跳了出来。 [02:06.58]「じゃあ、君も喉が渇いているの?」 [02:12.26]しかし、王子さまは問い掛けには答えず、
可是,小王子没有回答提问, [02:16.41]ただこう言った。
仅仅这样说道。 [02:19.66]「水は心にもいいんだよね。」 [02:25.63]意味がよく分からなかったが、
我不是十分清楚这句话的意思, [02:28.25]黙っていた。
便沉默了。 [02:31.26]王子さまにあれこれ聞いても、
因为我明白即使问小王子这个那个, [02:33.83]答えは返ってこないと分かっていたからだ。
他也不会回答。 [02:38.69]王子さまは疲れて座り込んだ。
小王子因为疲惫而坐下不走了。 [02:43.39]僕もその横に座った。
我也在他的身边坐下。 [02:47.70]「見えない花のおかげで、星が綺麗だね。」 [02:52.37]「そうだね。」 [02:54.48]「砂漠も綺麗だ。」 [02:58.89]それは本当だった。
这是真的。 [03:02.13]僕はずっと砂漠が好きだった。
我一直喜欢沙漠。 [03:06.85]砂丘(さきゅう)に座る。
坐在砂丘上, [03:09.41]何も見えない。何も聞こえない。
一望无际,万籁无声。 [03:14.69]それでも静寂の中で、
但是,却有些什么在静寂中 [03:17.20]何かが光る。何かが歌う。
发着光、唱着歌。 [03:23.65]「砂漠が綺麗なのは、
[沙漠之所以美丽, [03:25.65]どこかに井戸を隠しているからだよ。」
是因为在某个地方藏着口水井哦。] [03:31.52]僕は、
我 [03:32.94]不意に砂漠の不思議な光の秘密が分かって、
突然明白了沙漠里不可思议的光芒的秘密。 [03:36.53]ビックリした。
十分吃惊。 [03:40.55]子供の頃、僕が住んでいた古い家には、
小时候,在我住的老房子里, [03:44.61]どこかに宝物が埋まっているという
有着其中某处埋藏了宝物 [03:47.04]言い伝えがあった。
这样的传言。 [03:50.55]もちろん、誰も宝物を発見できなかったし、
当然,谁也没有发现宝物, [03:55.56]もしかしたら、
而且说不定, [03:56.85]探そうともしていなかったかもしれない。
也许连想也没想过要去找。 [04:01.30]しかし、そのことが
可是,这个秘密 [04:03.78]家全体に魔法を掛けていた。
却令一整座房子都披上了魔法的外衣。 [04:08.12]僕の家は、
因为我的家 [04:09.52]その中心の奥深くに
在其深处 [04:12.04]秘密を一つ隠していたのだ。
隐藏了一个秘密。 [04:16.81]「そうだ。
[是啊! [04:18.77]家や星や砂漠を綺麗にしているものは
令家、星星和沙漠变得美丽的东西 [04:22.25]目に見えない。」
是眼睛所看不见的。] [04:25.38]「嬉しいよ、君が僕の狐と同じ考えで。」 [04:33.60]眠ってしまった王子さまを両腕に抱いて、
我用双手抱着沉睡的小王子, [04:37.00]僕は歩き始めた。
出发了。 [04:40.44]胸がいっぱいだった。
怀着激动不已的心情, [04:43.41]壊れやすい宝物を運んでいるみたいだった。
就像是搬运着易碎的宝物一样。 [04:48.60]地球上に これ以上
我甚至想,在地球上, [04:50.71]壊れやすい物はないようにさえ思われた。
没有比这更容易破碎的东西了. [04:57.75]月の光の中で、
我在月光中, [05:00.37]僕は王子さまを見つめた。
凝望着小王子。 [05:05.72]色白(いろじろ)の額、
洁白的额头, [05:07.73]閉じた瞳、風に震える髪。
紧闭的双眼,随风拂动的头发。 [05:13.91]僕は思った。
我这样想道。 [05:17.58](今見えているのは外側だけだ。
(现在所看到的仅仅只是外表。 [05:21.67]一番大切なものは目に見えない。)
最重要的东西,眼睛看不见。) [05:28.08]王子さまの唇が開いて、
我仿佛看见小王子张着口, [05:31.31]少し微笑んでいるように見えた。
微微地笑着。 [05:36.49]眠っている王子さまを見て、
看着沉静中的小王子, [05:39.32]こんなにも胸がいっぱいになるのは、
竟然会如此激动不已, [05:43.00]この子が一つの花を
因为这孩子如此真诚地 [05:45.88]こんなにも誠実に思い続けているからだ。
始终想着同一朵花。 [05:50.75]眠っていても、
即使在小王子沉睡着的时候, [05:52.45]ランプの炎のように心を照らす
这朵花也像灯火一样在照耀着他的心灵。 [05:55.43]薔薇の花の面影。
玫瑰的音容。 [06:00.14]そう思うと、
这样想着, [06:01.74]王子さまは
就开始觉得小王子 [06:02.27]なお一層壊れやすいように思えてきた。
比原来更容易破碎了。 [06:06.20]ランプは守らなければならない。
必须要守护灯焰, [06:09.78]風のひと吹きで、明かりは消えてしまう。
因为一阵风就会把它吹灭。 [06:16.66]こんな風にして歩き続け、
我就这样守护着小王子继续走着。 [06:19.48]僕は明け方、井戸を見つけた。
黎明时我发现了水井。 [06:27.36]僕たちが見つけた井戸は
我们发现的水井 [06:29.60]サハラにある普通の井戸とは違っていた。
不同于撒哈拉中普通的水井。 [06:33.86]サハラの井戸というと、
说起撒哈拉的水井, [06:35.70]砂地に掘られただけのただの穴にすぎない。
也不过就是仅仅在沙漠里挖出来的一个坑。 [06:39.67]ところがこの井戸は
可是,这口井 [06:41.25]まるで村にあるような井戸だった。
宛如村庄里的水井。 [06:45.39]「不思議だね。何もかも揃っているよ。
真不可思议呢,一切都是现成的。 [06:49.39]滑車(かっしゃ)も、桶(おけ)も、綱も。」
滑轮、桶、绳索。 [06:54.22]王子さまは笑って綱を掴むと、
小王子笑着抓住绳索, [06:56.82]滑車を動かした。
滑轮就活动了起来, [07:00.73]滑車は久しぶりに風を受けた
滑轮就像是许久才经受风吹的 [07:03.83]古い風見鶏(かざみどり)のように
陈旧风向仪一样 [07:05.60]音を立てて軋(きし)んだ。
吱吱作响。 [07:10.42]「聞こえる?僕たちが起こしてあげたから、
[听到了吗?因为我们唤醒了它, [07:14.06]井戸が歌っているよ。」
所以水井正在唱歌哦。] [07:17.55]王子さまに無理をさせたくなかったので、
我不想让小王子费劲, [07:20.69]僕はこう言った。
所以这样说道。 [07:23.82]「やらせてよ。君には重すぎる。」 [07:29.12]ゆっくりと桶を井戸の淵まで引き上げ、
我轻松地将桶提到水井的边缘, [07:32.43]注意深く置いた。滑車の歌は続いていた。
非常小心地将其放下,滑轮的歌声仍在继续, [07:39.25]震える水に反射して、
反射在荡漾的水面上 [07:41.55]太陽の光が煌いた。
阳光闪耀着。 [07:46.36]「僕、この水が飲みたかったんだ。
[我想要喝那个水。 [07:49.47]ねえ、飲ませて。」
来,给我喝点。] [07:54.22]「そうか。君はこれを探していたんだね。」 [08:01.23]僕は王子さまの唇に桶を近づけた。
我把水桶贴近小王子的嘴唇, [08:07.36]王子さまは目を閉じて飲んだ。
小王子闭着眼睛喝了。 [08:12.42]祝福の宴のように、
心中满溢着享用着祝福的盛宴般 [08:14.68]甘い喜びに満ちていた。
甜美的喜悦。 [08:19.06]この水は命を長らえるためだけの
这水并不仅仅是为了活命的、 [08:22.97]ただの飲み水ではなかった。
单纯的水。 [08:26.85]それは、星空の下の彷徨から、
那是披星戴月走了许久、 [08:31.26]滑車の歌から、僕の腕の力から
从滑轮的歌声里、经过我双手的努力 [08:35.42]生まれたものだ。
而得来的东西。 [08:38.67]だから、贈り物のように、
所以,它就宛如礼物般 [08:42.18]心に喜びをもたらすのだ。
给心灵带来的喜悦。 [08:49.48]子供の頃、クリスマスツリーの光や、
就如同孩提时代,圣诞树的光芒、 [08:52.97]真夜中のミサの音楽や、
深夜里弥撒的音乐 [08:55.67]みんなの優しい笑顔が一つに合わさって、
以及大家温柔的笑颜, [08:59.44]僕が受け取るクリスマスプレゼントに
这一切令我收到的礼物 [09:02.85]一層の輝きを与えていたように。
显得更为耀眼。 [09:08.40]「この星の人たちは
[这颗星球上的人们 [09:09.89]一つの庭園で
都可以在一个庭园里 [09:11.70]五千本の薔薇を育てるのに、
种植五千株玫瑰, [09:14.43]自分たちが探しているものを見つけられない。」
却发现不了自己正在寻找的东西。] [09:18.62]「見つけられないね。」 [09:20.88]「だけど、みんなが探しているものは
[可是,大家正在找寻的东西, [09:23.83]たった一つの薔薇や
明明在一株平凡的玫瑰 [09:26.30]ほんの少しの水の中にも
和微量的水里 [09:28.31]見つかるものなのに。」
就可以找到。] [09:31.12]「そうだね。」 [09:33.30]「でも、目には見えないんだ。
[可是,用眼睛是看不到的, [09:37.01]心で探さなきゃいけないんだ。」
必须用心去寻找。] [09:42.05]僕は水を飲んだ。呼吸が楽になった。
我喝下了水,呼吸变得顺畅了。 [09:49.17]夜明けを迎えて、
迎来了拂晓, [09:51.46]砂は蜂蜜色に染まった。
沙漠被晨曦染成了蜂蜜色, [09:56.65]その色も僕を満ち足りた気分にしてくれた。
那色泽给我一种心满意足的感受。 [10:03.45]それなのに、なぜ僕は悲しかったのだろう。
然而,为什么,我会觉得悲伤呢。 [10:10.16]「約束は守ってね。」 [10:13.44]「何の約束?」 [10:15.51]「ほら、羊の口輪だよ。
[喂,羊的辔啊。 [10:19.19]僕はあの花に責任があるんだから。」
因为我对那朵花负有责任啊。] [10:24.40]僕はポケットから
我从口袋里 [10:25.86]いろいろな絵の下書きを引っ張り出した。
扯出各式各样画的草稿。 [10:30.28]王子さまは覗き込んで、笑いながら言った。
小王子凑近了仔细看着边笑道。 [10:35.79]「君の書いたバオバブ、
[你画的猴面包树 [10:37.42]ちょっとキャベツみたいだね。
有些像卷心菜呢。 [10:39.90]それに、その狐は耳がなんだか角みたいだ。
而且那只狐狸耳朵总觉得像角一样, [10:45.20]長すぎるよ。」
太长啦。] [10:47.44]「酷いな。
[真过分啊! [10:49.16]僕はボアの外側と内側しか書けないんだから。」
因为我只会画开着肚皮和闭着肚皮的蟒蛇啊。] [10:53.90]「それでいいんだよ。子供には分かるから。」 [10:59.13]そこで僕は口輪を鉛筆で書いてあげた。
于是我用铅笔给他画了个辔。 [11:05.26]それを手渡す時、
交到小王子手中时, [11:07.81]胸がぎゅっと締め付けられる思いがした。
我有种胸口被用力地勒紧的感觉。 [11:13.77]「君は、これから何かしようとしているね。
[你是要打算做些什么吧, [11:18.56]僕が知らないことを。」
而我什么都不知道…… ] [11:22.21]「一年前、僕は地球に落ちてきた。
[一年前,我落到地球, [11:27.15]明日がその記念日なんだ。」
明天就是那一天的记念曰哦。] [11:32.55]しばらく黙ってから、王子さまは続けた。
短暂的沉默后,小王子继续说道。 [11:38.74]「落ちてきた場所はね、ここのすぐ近くなの。」 [11:44.36]そう言って、顔を赤らめた。
他这么说着涨红了脸。 [11:49.48]その時また、
那一刻 [11:51.15]理由も分からないまま、
没缘由地, [11:53.55]奇妙な悲しみに襲われた。
一种奇怪的悲伤袭上我的心头。 [11:59.50]「偶然じゃなかったんだね。
[那时不是偶然呢, [12:02.20]八日前の朝、君に出会ったのは。
八天前的早晨,我和你的相遇。 [12:06.79]人が住む場所から千マイルも離れた所を
离人居住的场所有上千英里的地方, [12:09.96]たった一人で歩いていたのは、
你独自一人走着, [12:13.93]落ちてきた場所に戻るところだったんだね。」
是因为正在返回坠落的地点啊。] [12:19.48]王子さまはまた顔を赤らめた。
小王子又涨红了脸。 [12:25.39]躊躇いながら、僕は付け加えた。
我一边犹豫,一边补充。 [12:30.73]「それはもしかして、記念日だからかい?」 [12:37.00]王子さまは更に顔を赤らめた。
小王子的脸涨得更红了。 [12:42.43]質問には答えなかったが、
虽然并没有回答我的疑问, [12:45.04]顔を赤らめるのは、
可是涨红了脸 [12:47.03]そうだと言っているのと
不就是和说“是的” [12:48.95]同じことではないだろうか。
是一样的嘛。 [12:53.20]僕は王子さまに言った。
我对小王子说道。 [12:57.77]「ああ、なんだか心配だよ。」 [13:02.70]「君には今、
[你现在 [13:04.34]やらなきゃいけない仕事があるでしょう。
有必须得做的事不是吗。 [13:07.64]機械の所に戻らなきゃ。
必须回到机体的地方去。 [13:10.63]僕はここで待っているよ。
我在这里等你啊。 [13:13.57]明日の夜、戻ってきてね。」
明天夜里,要回来哦。] [13:18.74]しかし、僕の不安は消えなかった。
可是,我的不安没能消除。 [13:25.51]狐のことを思い出した。
我想起了狐狸的事情。 [13:29.96]飼い慣らされたら、
如果被人驯服了, [13:32.46]泣きたくなることもある。
就可能会要落泪的。 [13:41.90]井戸の近くには古い石の壁の廃墟があった。
在水井的附近有段残缺的古老石壁。 [13:47.65]次の日の夕方、
第二曰的黄昏, [13:49.77]飛行機の修理から戻ってくると、
我由修飞机的地方回来, [13:52.85]遠くから王子さまがその壁の上に座って、
从很远就看见小王子坐在那石壁上, [13:56.94]足をぶらぶらさせているのが見えた。
摆动着双脚, [14:01.40]何か話しているのが聞こえてきた。
可以听到小王子似乎在说些什么。 [14:05.42]「覚えてないの?全然ここじゃないよ。」 [14:10.44]別の声が何か言ったに違いない。
无疑另一个声音说了些什么, [14:14.24]王子さまは言い返していた。
小王子争辩道。 [14:17.50]「そうさ。日付は合っているよ。
[是啊,曰期吻合啊, [14:20.45]でも場所はここじゃないんだ。」
可是,地点不是在这里。] [14:24.12]僕は壁に向かって歩いていった。
我向着墙壁走去, [14:29.03]相変わらず誰の姿も見えなければ、
仍然是没看能看到别人的身影, [14:31.80]声も聞こえなかった。
也听不到声音。 [14:34.77]しかし、王子さまはまたこう答えていた。
可是,小王子仍然这样回答着。 [14:40.43]「もちろん、砂の上に、
[当然。你会从沙子上 [14:42.80]僕の足跡が始まっている所があるよ。
看到我的脚印是从哪里开始的。 [14:46.26]そこで待っていてよ。
到那里去等我吧。 [14:48.28]夜になったら行くからさ。」
到了夜里我就去。] [14:52.14]壁から二十メートルまで近づいたが、
虽然我已经走到离墙壁20米了, [14:55.52]まだ誰の姿も見えなかった。
可是仍然没有看到任何人的身影。 [15:00.05]そして、沈黙の後、王子さまがこう言った。
然后,一阵沉默后,小王子这样说道。 [15:06.37]「君の毒は強いの?
[你的毒厉害吗? [15:08.99]長くは苦しまないんだね。」
不会感到很久的痛苦吧。] [15:13.09]立ち止まった。
我站住了脚步, [15:15.52]心臓がドキドキしたが、
心脏快速地跳动着。 [15:18.38]まだ何のことか分からない。
虽然不知道发生了什么。 [15:21.83]「さあ、あっちへ行って。
[喂,到那边去, [15:25.04]僕はここから飛び降りたいの。」
我想要从这里跳下来。] [15:28.12]その時、壁の下の方に目をやって、
那个时候,我将视线投向墙壁的下方, [15:31.93]驚いて飛び上がった。
吃惊地跳了起来。 [15:36.52]三十秒で人を殺せるあの黄色い蛇が一匹、
那是一条能在30秒内杀人的黄色的蛇, [15:41.69]王子さまに向かって、
它正向小王子 [15:43.43]鎌首(かまくび)を持ち上げていたのだ。
抬着那镰刀形的脖子。 [15:47.77]拳銃を取り出そうとポケットを
我一边摆弄着口袋 [15:49.26]弄(まさぐ)りながら、
打算取出手枪, [15:51.00]僕は駆け出した。
一边跑了出去。 [15:53.80]その音を聞いて蛇は
蛇听到了我的脚步声 [15:55.88]砂の上を流れるように滑らかに滑り、
就像在砂中游动一样平滑地移动着, [15:59.34]微かな金属音を立てながら、
发着微弱的金属音, [16:02.09]石の隙間に入り込んでいった。
进入了石缝中。 [16:06.88]急いで壁に駆け寄って、
我赶紧跑近墙壁, [16:08.69]僕の大事な王子さまを
正好将我最重要的小王子 [16:10.55]かろ落ちで抱き留めた。
紧紧抱住。 [16:15.52]王子さまは雪のように白い顔をしていた。
小王子的脸像雪一样白。 [16:20.94]「いったいどういうことなんだ?
[这到底是怎么回事? [16:23.85]蛇と話していただろう?」
你在和蛇说话对吧?] [16:26.91]僕は王子さまが
我解下小王子 [16:28.40]いつも巻いているスカーフを解くと、
总是围着的黄色领巾, [16:32.46]こめかみ(太阳穴)の辺りを湿らせ、
用水湿了湿他的太阳穴, [16:34.67]少し水を飲ませてあげた。
给他喝了点水。 [16:38.89]するとも、何も聞けなくなってしまった。
可是,他仍然什么也没有说。 [16:46.01]王子さまは真剣な面持ちで僕を見つめ、
小王子一脸严肃的神色凝视着我, [16:50.41]僕の首に抱き付いてきた。
并抱紧我的脖子。 [16:54.91]息絶えようとしている
我能感受到那像是快要断气的 [16:55.74]鳥のような胸の鼓動が直接伝わってきた。
小鸟一样的心脏跳动。 [17:02.62]「機械の修理が出来てよかったね。
[能够完成机械的修理太好了。 [17:05.76]お家に帰れるね。」
你能回家了呢。] [17:09.10]「どうしてそれを知っているの?」 [17:12.87]僕は絶望的だと思っていた機械の修理が
我是打算告诉他,在绝望的情况下, [17:16.77]うまくいったことを知らせるつもりで
我已经顺利完成了机械的修理工作, [17:18.53]戻ってきたのだ。
所以才回来的。 [17:21.63]王子さまは僕の質問には答えず、
小王子依然不回答我的问题, [17:25.31]ただこう言っただけだった。
只是这样说道。 [17:29.14]「僕も今日、お家に帰るよ。
[我也今天回家哦。 [17:33.16]でも、もっとずっと遠い。
可是,我回家要远得多, [17:37.46]もっとずっと難しい。」
难得多。] [17:42.03]何かとんでもないことが起きよう
我注意到 [17:43.82]としていることに気づいた。
有什么意外将要发生了。 [17:47.23]僕は王子さまを
我把小王子 [17:49.16]幼子(おさなご)を抱き締めるように
像是搂紧孩子那样 [17:50.98]ぎゅっと抱いていた。
紧紧地抱住。 [17:54.71]しかし、引き止める術(すべ)もないままに、
可是,仿佛无法将他拉回一样 [17:58.84]王子さまが
小王子 [17:59.84]深い淵にまっ逆様に落ちていくような、
径直朝着无底深渊坠下去, [18:03.49]そんな感じが消えなかった。
这样的感觉无法消失。 [18:08.05]王子さまの直向(ひたむき)な眼差しは、
小王子专注地凝视着 [18:10.27]ずっと遠くを見つめていた。
遥远的地方。 [18:15.28]「僕には、君が書いてくれた羊がいるよ。
[我有你给我画的羊啊。 [18:19.79]木箱(きばこ)も口輪もある。」
还有木箱和辔。] [18:24.59]僕は長い間待った。
我等了很久, [18:28.59]王子さまの小さな体が少しずつ温まってきた。
小王子的小小的身躯开始渐渐地温暖了。 [18:36.29]「怖かっただろう?」 [18:39.11]怖かったに決まっている。
他肯定是害怕的。 [18:43.23]しかし王子さまは
可是, [18:44.96]そっと微笑んで、こう言った。
小王子微微地笑着这么说道。 [18:50.81]「今夜はもっともっと怖いことになるだろうね。」 [18:55.10]何か取り返しのつかないことが
那种将要发生某种无法挽回的事情的感觉 [18:58.93]起こるという感覚に改めて襲われ、
再度袭上我的心头, [19:02.78]身も凍るような思いがした。
我的心一下子凉了。 [19:07.32]王子さまの笑う声を
一想到再也听不到 [19:08.41]もう二度と聞けないと思うと、
小王子的笑声, [19:11.12]耐えられなかった。
我就无法忍受。 [19:14.53]僕にとってそれは、
那笑声对我而言 [19:16.85]砂漠の泉のようなものだったのだ。
就如同沙漠的泉水。 [19:22.76]「ねえ、君が笑うのをもう一度聞きたいな。」 [19:30.17]しかし、王子さまはこう言った。
可是,小王子这么说道。 [19:34.83]「今夜で、ちょうど一年になるんだ。
[今夜刚好满一年。 [19:39.70]去年、僕が落ちてきた場所のちょうど真上に、
去年,刚好在我所落坠下来的地方的上空, [19:44.42]僕の星がくる。」
我的星球来了。] [19:47.71]「ねえ、悪い夢なんじゃないの?
[哎,是不是噩梦啊? [19:51.14]蛇も待ち合わせも、星のことも。」
和蛇汇合的事,还有星星的事。] [19:58.12]しかし、王子さまは僕の質問には答えず、
可是,小王子没有回答我的问题, [20:02.80]ただこう言うだけだった。
只不过这样说道。 [20:06.28]「大切なことは、目に見えない。」 [20:11.20]「そうだね。」 [20:13.48]「花と同じさ。
[和花一样。 [20:15.82]どこかの星に咲いている花を愛していたら、
假如喜欢盛开在某一个星球的花, [20:19.32]夜空を見上げるだけで、楽しくなる。
那么仅仅是仰望天空,心情也会愉悦。 [20:23.16]全ての星に花が咲いているよ。」
所有的星球上都好像开着花呢。] [20:28.60]「そうだね。」 [20:32.91]「水も同じさ。
[水也是一样。 [20:35.44]君が僕に飲ませてくれた水は
你喂我喝的水 [20:38.05]音楽のようだった。
就像音乐一样。 [20:40.63]滑車が歌って、綱が軋んで。
滑轮唱歌、绳索嘎吱嘎吱作响。 [20:45.67]思い出すでしょ?とても美味しかった。」
你想起来了吧。非常好喝。 ] [20:50.95]「そうだね。」 [20:53.89]「夜になったら、星を見て。
[到了夜里,看星星。 [20:57.41]僕の星は小さすぎて、
虽然我的星星太小了, [21:00.30]どこにあるのか分からないだろうけど、
你大概不知道它在哪里, [21:03.95]その方がいいんだ。
可是那样就够了。 [21:06.86]僕の星はたくさんの星のどれか一つ。
我的星球是许多星星里的一颗, [21:11.80]だから君はどの星を眺めることも好きになる。
所以你会喜欢眺望所有的星星。 [21:18.06]全ての星が君の友達になるんだ。
所有的星星都成了你的朋友。 [21:23.08]そうだ、君に贈り物をあげるよ。」
对了,送你一件礼物哦。] [21:28.44]そして、王子さまは笑った。
然后,小王子笑了。 [21:33.83]「ああ、僕の王子さま、
啊,我的小王子, [21:37.87]君の笑い声、大好きだ!」
你的笑声,我最喜欢了! [21:43.53]「これが僕の贈り物。水と同じだよ。」 [21:49.18]「どういうこと?」 [21:51.19]「星の意味が人によって違うでしょう?
[星星的价值因人而异不是吗。 [21:55.16]旅人には案内役だけど、
虽然对旅人们来说是担任向导的角色, [21:57.92]そうじゃない人にはただの小さな光。
可是对其它人来说,只是微弱的光。 [22:02.75]学者たちには研究対象。
对学者们来说是研究的对象。 [22:05.44]あの実業家には黄金だった。
对那个实业家来说是黄金。 [22:09.10]でも、どの星もみんな口を聞かない。
可是,无论哪颗星星都不会开口。 [22:14.91]君だけが
只有你 [22:16.36]他の誰も持っていないような星を持つんだ。」
拥有别人谁也没有的星星。] [22:21.37]「どういうこと?」 [22:24.39]「夜、君が星空を見上げたら、
[夜里,假如你仰望星空, [22:27.81]どれか一つに僕が住んでいる。
我就住在其中一颗上。 [22:32.04]どれか一つで僕が笑っている。
我就在其中一颗上笑着。 [22:36.19]だから君には、
所以你看上去, [22:37.96]全ての星が笑っているみたいに見えるんだ。
所有的星星似乎都在笑。 [22:41.70]君は笑う星を持つんだよ。」
你拥有的是会笑的星星啊。 [22:45.55]そう言って、王子さまはまた笑った。
这样说着,小王子又笑了。 [22:50.85]「悲しみが癒されたら
悲伤总有一天会平复的。 [22:54.22](悲しみはいつか癒されるよ)、
(悲伤总有一天会平复的。) [22:59.14]僕と知り合ったことが嬉しくなるよ。
和我相识的事情会成为愉快的事的。 [23:04.58]君はずっと僕の友達だ。
你永远是我的朋友。 [23:08.71]君は僕と一緒に笑いたくなる。
你会想和我一起欢笑。 [23:12.70]時々気放し(きばなし)に窓を開けてよ。
你会为了想要快乐而经常打开窗解闷。 [23:16.55]空を見て笑っている君を見たら、
假如看到望着天空微笑的你, [23:19.67]みんなビックリするだろうね。
大家应该都会吃惊吧。 [23:23.70]君はこう言うんだ。
你会这么说 [23:26.92]『そうさ、星を見ると、
“是啊,看着星星, [23:29.85]いつも笑っちゃってね。』
我总会笑起来。” [23:33.38]みんな君のことを
别人应该会觉得 [23:35.09]頭が可笑しくなったと思うだろうね。
你大概是脑子有问题 [23:38.73]僕は君に
这就是我跟你 [23:39.74]とんだ悪戯を仕掛けていることになるんだ。」
开的一个出人意外的玩笑。 ] [23:44.60]そう言って、王子さまはまた笑った。
这样说着,小王子又笑了。 [23:49.62]「まるで君に星の代わりに、
[就就好像你没有看到星星, [23:52.58]たくさんの小さな鈴をあげるようなものだね。
而是看到了许多像小铃铛一样的东西, [23:56.43]たくさんの笑う鈴をね。」
许多会笑的铃铛呢。] [24:00.06]そう言って、王子さまはまた笑った。
那么说着,小王子又笑了。 [24:04.95]それから、真剣な表情に戻った。
然后,回复了严肃的表情。 [24:10.56]「今夜は、お願い。来ないでね。」 [24:16.63]「僕は君から離れない。」 [24:20.76]「苦しそうに見えるよ。
[我会看上去好像很痛苦的样子啊。 [24:23.67]とっと死んじゃうみたいに見えるかも。
就是那种, [24:27.51]そういうものなんだ。
也许看上去像是死掉了一次似的。 [24:30.06]見に来ないで。見に来ることないよ。」
不要来看,用不着来看啊。] [24:35.14]「僕は君から離れない。」 [24:38.57]「でも、蛇のこともあるし。
[可是,因为蛇也在, [24:42.48]君が噛まれちゃいけない。
不能让它咬你啊。 [24:45.03]蛇って意地悪だから。
因为蛇喜欢刁难人呀。 [24:47.32]面白半分に噛むかもしれないよ。」
也可能因为觉得有趣而咬你啊。] [24:52.02]「僕は君から離れない。」 [24:57.60]その時、王子さまは何かを思い出して、
那个时候,小王子因为想起了什么, [25:01.56]安心した様子になった。
露出一副安心的样子。 [25:05.40]「そうか。蛇が二度目に噛む時は、
[对了,我记得,蛇咬第二口的时候 [25:08.96]毒がないんだっけ?」
是没有毒的吧?] [25:13.60]その夜、
那天夜里, [25:15.40]僕は王子さまがいなくなったことに
我没有注意到 [25:17.65]気づかなかった。
小王子消失了, [25:20.61]音を立てずに出ていたのだ。
他没有出声地离开了。 [25:24.94]ようやく追いついた時も、
我好不容易追上他时, [25:27.68]心を決めたように、
他也是像是下定了决心似的 [25:29.53]しっかりと足早(あしばや)に歩いていた。
坚定地快步走着。 [25:33.80]僕を見ても、こう言っただけだ。
即使见到了我,也只是这样说道。 [25:38.75]「ああ、来たんだ。」 [25:42.33]そして、王子さまは僕の手を握った。
然后,小王子握住了我的手。 [25:47.82]王子さまはまだ心配していた。
小王子仍然在担心着。 [25:52.04]「ダメだよ。辛い思いをするよ。
[不可以哦。会让你留下痛苦的回忆的。 [25:56.35]僕、死んだみたいに見えるかもしれないけど、
虽然我也许看上去像是死了一样, [26:00.24]本当じゃないんだよ。」
可是事实不是这样的。] [26:03.39]僕は黙っていた。
我沉默着。 [26:06.42]「分かって。遠すぎて、
[你要明白,那太遥远了, [26:09.86]この体は持っていけないんだ。重すぎるから。」
我不能够带着这副身体去。因为它太重了。] [26:15.13]僕は黙っていた。
我沉默着。 [26:18.95]「古い抜け殻(ぬけがら)みたいなもんだよ。
[就像是蜕皮一样啊。 [26:22.20]抜け殻なんて、悲しくもないでしょう?」
蜕下的躯壳,没有什么可悲的不是吗。] [26:26.21]僕は黙っていた。
我依然沉默着。 [26:31.25]王子さまはちょっと気落ちしたけど、
小王子虽然稍微有些气馁, [26:34.37]気を取り直して頑張った。
可是重新振作起来努力着。 [26:39.25]「分かってよ。素敵なことなんだよ。
[你要明白,这是极好的事哦。 [26:44.24]僕も星空を見る。
我也看星空。 [26:46.44]すると全ての星が錆びた滑車の井戸になる。
然后所有的星星都会变成有着生锈滑轮的水井, [26:51.54]全ての星が僕に水を飲ませてくれるんだ。」
所有的星星都会倒水给我喝。] [26:57.86]僕は黙っていた。
我沉默着。 [27:01.27]「きっと楽しいよ。君は五億の鈴を持って、
[这一定很有趣,你拥有五亿只铃铛, [27:06.41]僕は五億の泉を…」
我拥有五亿口泉水……] [27:10.05]そして、王子さまも黙った。
然后,小王子也沉默了。 [27:16.86]王子さまは泣いていた。
小王子哭了。 [27:21.09]「ここだ。この先は、一人で行かせて。」 [27:27.50]しかし、王子さまは座り込んだ。
可是,小王子坐下不走了。 [27:33.31]怖かったのだ。
他觉得害怕。 [27:36.01]そして言った。
然后说道。 [27:39.57]「ねえ、僕の花、僕は責任があるんだ。
[呐,我对我的花负有责任。 [27:46.81]あの花はとっても弱いから。
因为那朵花非常的柔弱。 [27:49.99]それに、とっても世間知らずだから。
而且特别地不谙世故, [27:55.45]世界から身を守るのに、
为在世上保护自己, [27:57.82]役立たずの四本の刺しか持っていないし。」
只拥有四根起不了作用的刺。] [28:03.39]僕も座り込んだ。
我也坐下不动了, [28:06.78]それ以上立っていられなかったのだ。
是因为再也站不住了。 [28:10.29]「さあ、もう、いいね。」 [28:16.22]王子さまは、
小王子 [28:17.88]少しだけ躊躇ってから立ち上がった。
仅仅犹豫了一下之后就站了起来, [28:23.02]一歩踏み出した。
迈出了一路。 [28:26.61]しかし、僕は動けなかった。
可是,我却无法动弹。 [28:33.70]王子さまの足首の辺りに、
在小王子脚脖子附近 [28:36.45]一筋の黄色い光が煌いた。
一条黄色的光芒闪了一下。 [28:42.27]一瞬、王子さまはそのまま動きを止めた。
一瞬间,小王子就那样停止了活动。 [28:47.93]声も上げなかった。
连惊叫声都没有。 [28:53.10]やがて、木が倒れるように静かに倒れた。
不久,像树一样安静地倒下了。 [29:00.81]砂のせいで、音もしなかった。
因为沙的缘故,连声音也没有发出。
僕-諏訪部順一/保志総一郎热门评论
4分18秒的“家(いえ)”每次听都觉得諏少在说“yeah~!”哈哈哈哈